2021/12/5 深夜のレコード探訪

なんてことはない、テクニークの新譜リストをチェックしただけの日記です。

売り切れてて買えなかったのもあるけど、まあ、出るわ出るわの超豊作。

銀行の残高を見て泣けてきます。

今回はたくさんあったのでランキング形式に。

 

■01. VEGYN - LIKE A GOOD OLD FRIEND [Plz Make It Ruins]

https://www.technique.co.jp/item/243371,PLZ032.html

これはもう1枚の作品として最高です。Gold Pand、The Album LeafやLymbyc Systemなどなどが好きな方はもうマストバイ。

2019年にデビューアルバムをリリースしたVegyn (ヴィーガン)の2作目、6曲入りEPです。

A1はオープニングに相応しくだんだんBPMが上がりながら壮大な幕開けを感じます。そして、次のA2は本当にクッソエモくて最早AlbuGold Pandaを彷彿とさせるB面3曲。

こういうのはDJ的にも飛び道具として非常に良い。でも、かけてる人見たことない。誰か俺の前でかけてください!

 

■02. MEHDI - MFLASH OF THE SPIRIT [Sakanat]

https://www.technique.co.jp/item/241312,SAKANAT002.html

なんとエジプトのレーベルSakanatから最高の新人がデビューアルバムをリリース。

90年代のハウスを現代的にアップデートという文脈で、ミニマルな方向に寄せていった内容としては一曲ごとの質も、全体的なバラエティの豊富さも、どちらも最高峰なんじゃないかと思います。

地味なトラックが多いのでDJツール的なものにはなってしまうけど、どの現場でも必ず一曲は取り出してかけてしまいそうな、そんな内容。

個人的にはド直球なエレクトロのC1が好き。

 

■03. WULFFIUS - SORANG [Gost Zvuk]

https://www.technique.co.jp/item/245329,GOST017.html

OLなどがリリースするロシアのレーベル Gost Zvuk はだいぶアバンギャルドなリリースもある面白レーベルの一つですが、今回の8曲入りミニアルバムもだいぶ謎が深い一枚。

すっきりとしたシンプルなミニマルテクノや、謎の音色のミニマルハウスが好きな方は買った方が聞いてみてください。オススメはミニマルテクノみがあるA2、A3、B1、そしてエレポップなB3、B4あたりですかね。

 

■04. FERG / MAKIFER - COMETE 001 [Comete]

https://www.technique.co.jp/item/242232,CMT001.html

001番ですが2枚目のリリース、イタリアのCometeというレーベルより、あまり聞いたことのないアーティストの地味なミニマル・ルーマニアンハウス。

Perlonみの強い怪しい雰囲気の漂うB面がとにかく良い。

 

■05. JOHN MANHARD - WHO STOLE MY KEY [Sous:Sol]

https://www.technique.co.jp/item/241770,SOS005.html

いやー、これも良いですよ、ネタ系ミニマルハウス好きは一家に一枚、必須です。

A1+B面のRemixを中心とした「どこにいくの・・・?いっしょにいっていい・・・?」のボイスサンプルが、徹夜の5時ごろに執筆している中でいきなり聞くと超ビビります。良いわー。

リミキサーも、HuertaとTom Ellisとあって超豪華。

 

■06. BARRY CAN'T SWIM - AMOR FATI EP [Shall Not Fade]

https://www.technique.co.jp/item/245278,SNFCC005.html

メロウなハウスの10inch。

これはA1のために買う一枚!

他のトラックも良いけど、とにかくA1です!

間違いなく!!

 

■07. BLACK GIRL / WHITE GIRL777 - SQUADRON [Balkan Vinyl]

https://www.technique.co.jp/item/246937,BV38.html

POSTHUMAN等のリリースが光るUKのBalkan Vinylより、めちゃめちゃドストレートのミニマルテクノが出ました。これは、タナカフミヤ派は悶絶もの。どのトラックも20年前なら新宿Liquidroomで聞けた感のある分かりやすいミニマルテクノのブレイクって感じで、懐かしさを際立てます。

この感じ最近集めてるんですよねー、UKGを使いつつ、こういうテクノっぽい流れに持っていきたいな―と思ってて。いやーうれしい。

 

■08. HUMANOID - ST8818R HUMANOID [De:Tuned]

https://www.technique.co.jp/item/245282,ASGDE035.html

ただただ豪華な一枚。Humanoidによる、AutechreLuke Vibert、Mike Dredリミックスを収録したエレクトロ盤。なんだかんだ自分はオリジナルが好きですが、"らしさ" が少しだけしか匂わないオウテカのリミックスもグッド。

 

■09. ORLANDO VOORN - NIGHTTRIPPIN EP [Partout]

https://www.technique.co.jp/item/237433,PARTOUT11-01.html

デトロイトの超ベテランOrlando Voornの新譜がなんとPartoutから。ベテランから中堅アーティストまで幅広くデトロイティッシュなテクノ・エレクトロの良作を続けざまにリリースしているPartoutですが、Orlando Voornのリリースはホントに嬉しい。

今一番注目しているデトロイトのアーティスト誰?と聞かれたら、うーん、色々悩ましいけどやっぱこのOrlando Voornだと思うんですよねぇ。テクノともハウスともつかず、リズムも良く分からないつんのめり方してて、メロディラインも絶妙に気持ち悪くて、全体的に何とも言えない雰囲気を醸し出しているのが、今の気分にピッタリだと思います。多作な人なので、ドストレートなものもありますが、まあ、だいたい変態度が高め。

で、今作ですが、B2が超良い。つんのめるビートにアナログで美しいメロがIDM感ありまくり。B1の転調する感じもGood。クラブミュージックで転調する曲ってあんまりないよね。

 

■10. LADYMONIX - STEPPIN’ OUT [Frizner Electric]

https://www.technique.co.jp/item/245005,FE005.html

Waajeedの「DETROIT LOVE VOL. 3」にも注目されていたLadymonixが、なんとまさかのWaajeedのRemixを抱えてのニューリリース。相変わらずUSハウス直系の内容で全世界のハウス好きたちは押さえておきましょう。コンスタントにリリースが続けば大化けする可能性もあるアーティストです。

WaajeedのRemixが割と狂ってて良い感じですが、他のトラックも全部個性が合って良いです。全曲使えるハズレ無しの名盤。