『DESKO #3 @ 青山蜂』告知
久々長文告知です。このパーティにかけるアツい想い受け取ってください。(インスタ文字数制限を超えたので久々にBLOG起動しました)
はい、明日、9/28は夕刻より、マイメンゆかもんことDESKO DESKAしかける「DESKO#3 @ 青山蜂」4Fでプレイします。
https://www.facebook.com/events/508847239658699/
4階は、大石始さん筆頭に、Sharkboy、kenji sasaki、ktaというラインナップに混ざりこみ、大石さん後のトリを回す今回。
蜂4階という場所の特性もありますが、何より大石さんの後、何を回せばいいのやらと試行錯誤の結果、辿りついたのが、サークル後輩中村優ことureyuに教えて貰い、たまにプレイすることはありつつも、懐で温め続けてきた「シャンガーンエレクトロ」というジャンル。
シャンガーンエレクトロがクラブミュージック界に登場したのは、南アフリカの最新ダンス音楽として2010年にHonest Jon's Recordsがリリースした『Shangaan Electro - New Wave Dance Music From South Africa』というコンピ。
それに続き2012年にリリースされた『Shangaan Shake』というシャンガーンエレクトロのRemix盤(Actress、RP BooやDJ Rashad、Ricardo Villalobos & Max Loderbauer、Theo Parish、Demdike Stare等が参加した話題盤でした)。
2013年辺りに今やテックハウス?とも思しきバンドCaribouのひとりであるDan SnaithのレーベルJiaolongよりリリースされた数枚のシングル(たぶん全部Nozinja)。しかもVinylオンリー。
そして極めつけは代表アーティスト「Nozinja」のWARPとの契約およびアルバムのリリース。(噂によるとHonest Jon’sのコンピに収録されている大半のアーティストは、このNozinjaの変名らしい?)
…と、2010年代初頭に、デジタルクンビア、Juke/Footwork等に続く新たなダンスミュージックとして紹介された話題をかっさらっていました。Nozinjaに至ってはタイコクラブにも招致され、一部では「その年のベストアクト」「ダントツに面白かった」という声もあり、これから盛り上がっていくかな~?と思いきや、その音楽性の特殊さからか、ちっとも流行らずに終わってしまったジャンルで、今ではその名を語る者も多くはなく、寂しさでいっぱいです、わたくし…
そんな音楽的特殊性は、聞けば分かりますが、最も端的に表しているのは、Nozinja自身がインタビューで発言している「最初はベースとリードギターで演奏されていた。俺はそこに革命をもたらした。なぜなら俺はギターもベースも演奏できなかったからだ。マリンバとオルガンだけを使った。 ~~~ いまでは流行っている。生ベースの音楽は時代遅れだ。」という言葉。
誰かが言っていましたが、この "マリンバサウンドへの揺るぎない信頼と自信" たるや!!2010年時点で、もはや生ベースなんてものは時代遅れなんだぜ、みんな!!
そんな流れもあり、私自身シャンガーンエレクトロについてアツく語ることも減ってきていた中の、このゆかもんのオファー。「ふっくんのお祭りを全部出して!」という謎のオーダー。
俺の祭りって…ミニマルじゃね?と、はてなマークを思い浮かべた刹那、よぎったお祭り的ミニマルサウンド。それがシャンガーンエレクトロなんです。
そう、シャンガーンエレクトロはミニマルです。ファッキンミニマルです。バックトラックは1曲の中で全く変化しません。音数もタイト。展開もなし。柔らかくてグルーヴィ。強いていえば威勢のいいヴォーカル(何言ってるかは分からない)だけが緩やかに変化していきます。
何よりもマリンバ!その優しく温かみに溢れる深~~~いメロディラインは日本のお祭り=太鼓とバッチリあうんじゃなかろうか?!打楽器だしね!!
ということで、前置きが長くなったのですが、大石始さんのあと、トリで「シャンガーンエレクトロ」コレクションを放出します。DESKO#3のために3万円以上のシャンガーンエレクトロを買いました。新曲放出祭りです。家ではシャンガーンエレクトロしか聞いてません、最近。
で、掘っていて思ったのは、2012-3年頃は、まだ今とは異なる音楽の掘り方をしていたこともあり、なかなか見つけることが出来なかったシャンガーンエレクトロのアーティストたちがニョキニョキ見つかるったらありゃあしない!実は2010年前後くらいからニョキニョキと、様々なアーティストたちが存在していたことが分かりました。
例えば「Joe Shirimani(Spotify今月のリスナー数564人)」。
トラックは見つかるものの英語ですら情報が見当たらないので詳細は全く分かりませんし、Discogsも頼りにならないので、ここから全て妄想(←重要)ですが、おそらくシャンガーンエレクトロ界の今を担う若きレジェンドといって過言ではないでしょう。90年代から活動しており、これまでも(おそらく)10枚前後のアルバムもリリース。Best版も存在するアーティスト。彼はJoe Shirimani Na Vana va Ndodaというグループでも活動しています。
娘と思われる「Khomvbo Shirimani(Spotify今月のリスナー数109人)」も最近デビューした二世代アーティストでもあります。(言い切りましたが姓が同じだけの可能性はある)
そのさらに師匠的存在と思われる「George Maluleke(Spotify今月のリスナー数76人)」はつい最近没してしまいましたが、George Maluleke Navanwanati Sistersというユニットも含め、実に30枚以上のアルバムをリリースしているレジェンド中のレジェンド。George Malulekeが亡くなった際はシャンガーンエレクトロの全アーティストが悲しみに暮れたことでしょう。
そんな悲しみに暮れてトリビュートソングをリリースしたのは「Percy Mfana(Spotify今月のリスナー数166人)」。おそらく活動歴はかなり長く(2007年にNo.8というアルバムを、2018年にNo.14というアルバムを出しているので、たぶんNo.1は90年代後半と推測)、Joe Shirimaniほどの知名度はないと思われるものの、プログレッシブハウス界支えるSashaがJoe Shirimaniだとしたら、このPercy MfanaはJohn Digweedというところで、シャンガーンエレクトロ界を代表するアーティストのひとりでもあります。
そんなPercy Mfanaは「Florah N'wa-Chauke(Spotify今月のリスナー数26人)」のアルバム(Spotifyでは2019年の一枚しかありませんが、No.10というタイトルがついているので、デビューアルバムではないと推測)や、「Benny Mayengani(Spotify今月のリスナー数1160人)」と「MR JAMBATANI(Spotify今月のリスナー数318人)」の共作アルバムにも参加しています。
注目すべきは2018-19年前後に多数のリリースが見られること。南アフリカのアーティストが、どんどん世界進出していっていると見受けられます。インターネット万歳です。
そんなシャンガーンエレクトロの情報ですが、Spotifyで色々聞けるのに加え、You Tubeにて「Raymond Chauke」という人が、様々なライブ動画等をアップロードしていますので、要チェックです。ホント凄いですよ。
まずシャンガーンエレクトロのLIVEには、壇上に楽器が一切ありません。マイクひとつでアーティストが出てきます。バックトラックは何で流しているのか不明。CDJ?
そして、ほぼ必ずと言っていいほど、ダンサーを連れてきます。1人の時もあれば5人くらいいる時もある。途中で入れ替わることもあれば、壇上で休む人もいたり、乱入する人もいたりする。そして女性は腰蓑をつけて、めっちゃケツ振ります。大人も子供もケツ振ります。超セクシーです。
そして、とにかく盛り上がってます。観客からは悲鳴のような声援を浴び、なんならアーティストと共に合唱したりすることもあります。え、みんな曲分かってLIVE聞きに来てるんだ!?まず、その衝撃たるや…って感じです。やはりシャンガーンエレクトロは南アフリカでは盛り上がってるっぽいんです。本当に現地で盛り上がってるのか謎だったんですが、動画で見ると明らかです。
憶測多くてすみません、ほんと情報見つからないんです…誰か詳しい人教えてください。
でも、とにかくそんな感じで明日のDESKO#3はシャンガーンエレクトロを流すんです!一杯流すんです!BPMは170前後です!早いんです!!早くないとシャンガーンじゃないんです!!
早いけどマリンバなんで胃もたれはしないはずです。1時間ひたすらポテチ食べ続ける、、、そんな感覚で聞いていただければと思います。
他のラインナップ紹介する余力がなくなったのですが、peechboyさんのDJも超久々に見れるの楽しみだし、1-DRINKさんも見るの久々かも!大石さんのお祭りセットも楽しみ。また、GyaWan、kenji sasaki、crazysaltたち若手のDJも是非聞いてみてほしいです。
デイイベですがフードもあります!晩飯気にせずに安心してきてくださいね!
そして夜遊びも一緒に繰り出しましょう~!
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DESKO #3
https://www.facebook.com/events/508847239658699/
▼日時
2019/09/28(土)17時~24時
▼場所
青山蜂
▼エントランス
2,000円
※19時までの入場で1,000円
▼2F
peechboy
Fushiming(Hole and Holland)
塩尻寄生 (CHOUTSUGAI / Wendys)
Desko Deska(FLATTOP / DESKO)
▼3F
1-DRINK
DJ MANGO(Neuron / YD)
Romy Mats(解体新書)
crazysalt
GyaWan
▼4F
大石始
DJ FGR
Sharkboy (Haus Landscape)
kenji sasaki
kta
▼Food
TORATOMICAN
長々失礼しました~全部読んでくれた人、ありがとう!