最近のお気に入り(2018/02/13 - DJ FGR)

ここんところ更新できていませんでした。。。ぐぬぬ。。。社内勤務になってから、まとまった時間を確保できていないんですよね(前は仕事中にサボって書いてました)

が、そんなことではいかん!何らかの形で更新しよう!ということで、ちょっと前に書き溜めていた最近のお気に入りのトラックを何曲かPick Up!

 

◆HO DO RI - HODORI 004 [Ho Do Ri (GER)]

http://www.technique.co.jp/item/154388,HODORI004.html

超絶エモ・ミニマルテックハウス!!!

FabeとBen Balanceのユニット「HO DO RI」によるアナログオンリー自主レーベルの4番。この、Fabeさんはちょっと前までなんかあまり好みじゃなかったんですが、聞き直してみたら最高ですね、この人。リリース全部カッコいいです。

A面「Female Fatale」が、跳ねまくりのトリッキーなリズム、切り刻まれたAkufen節の声ネタ、エモいアシッドベース、ふわっとしたエレピが最高に気持ちいい!これがフロアでかかったら目がキラキラしてしまいそうです、わたくし。B面「Huge Morning Glory」も圧が強めの音響にAkufenバリのリズム、声ネタで、使いやすいトラックです。

これぞまさしく激やば鬼マスト!!

 

◆Charonne - You’re So Debonnaire EP [Automatic Writing (FRA)]

http://www.technique.co.jp/item/154386,ATWT003.html

RemixがAkufenさん!!

近年サカナクション周辺でもアツい賑わいを見せているAkufen。これはそんな新たな日本のミュージックシーンに招致されている流れで産み出されたのでしょうか?チョッピンチョッパーなCharonneのディープハウス「Astro Speed Kawasaki」のRemixとして、Akufen節に特大日本語ネタをBOMB!!ああ、なつかしき、「Mouse On Mars - Stereomission」や、「Narcotic Syntax - The Drumpads Of Jericho」を彷彿とさせます。

元曲は仏Parisで2016年頃より精力的に活動する二人組「Charonne」のデビューEPで、全編Leif周辺を彷彿とするシャッフル気味のミニマル&カットアップハウスで、やっぱAkufenのRemixがドンズバでカッコイイ。なによりHorror incっぽいダークでメロウなトラックが最近多かったAkufenの、ひっさびさの爽やかなカットアップ・ハウスで、俺的にテンションがアガリまくっています。

「ナマエハ エリカデス ネンレイハ ニジュウサンサイデス」には思わず苦笑しつつも、こういうトラックを恥ずかしげもなくかけられるのは自分の強みだと思います。

 

◆Takuya Matsumoto ‐ (Some Lost) Time [BM (Japan)]

http://www.technique.co.jp/item/155220,BM01.html

新潟在住、孤高のクリエイター(?)Takuya MatsumotoさんによるNEWは、この方、こんな作風だったっけ?と、ハタと立ち止まる素晴らしいディープハウストラック集。この人はホント多才です。大好き。

特に、B1 Springsdubの夕暮れ時、青春の香りがするエモいハウスが素晴らしすぎる一枚。こういう感じ、最近なかったよなぁと思いますが、Rei Harakamiあたりのメロディラインを彷彿とさせますね。DJ FGRヘビープレイ!

 

◆Burial ‐ Rodent [Hyper Dub (UK)]

http://www.technique.co.jp/item/156527,HDB113.html

 

Kode9が発掘したUKベースミュージックのオリジネーターであり奇才、Burialのニュー。

これまではJungleを彷彿とさせるグルーブでレイブミュージックのリバイバルを予見した2013年の「Rival Dealer」、当時ハウスに傾倒してきたFour Tetとの共作で2012年の「Nova」やベースミュージックに傾倒していたThom Yorkeとの共作で2011年の「Ego / Mirror」(というかその二人にはBurialが多大な影響を与えた)、そして何よりベースミュージックが勢いを見せていた2006-2007年に投下された「Burial」「Untrue」という二枚のアルバムと、ファーストリリースの2005年「South London Boroughs」。

常に時代を先取りし聴衆に驚きを与えてくれたBurialですが、今作は比較的驚きの少なく、少し前の作風に戻ったかのような一枚。Street Haloとかあの辺りに近い作風。

日本にいながら海外の音楽事情を察するには絶大な労力がかかってしまうため、そこは専門の方々や好奇心旺盛な若者たちに任せるとしても、この作風は未来のミュージックシーンの何を表しているのか…これまでのBurialの作品は常に、先見の明を想起させるだけの先鋭さを携えてきただけあり、今作についてそれを感じられないことを、少し前のめりに "残念である" と評すればよいのか、それとも後になって理解ができる内容なのか、今はまだ何も言えないのが口惜しいところです。ただ私はBurialは本当に天才だと思っているので、未来への期待を込めて、今作をじっくりと聴きこみ、DJでプレイしています。

裏面のKode9によるJUKEバージョンはおまけ。カッコイイけど、これはもう確立されたカッコよさなので、安心感があります。ただ、近ごろJUKEのパーティって盛り上がってるのかしら、、、先日のTraxmanはあんまり人がいなかったんですよね。個人的にJUKEは、シカゴ地場のゲットーファンクを日本のネット系をすくい上げ、ダンサーに伝搬していった非常に面白いと思うシーンなので細々とでいいから盛り上がっていてほしいな~と思います。

DeetronがFour Tet - Planetと繋げてかけており、印象深かったです。HOUSEともTECHNOともBASS MUSICとも取れない、しかし、どのジャンルとも親和性のある特殊なトラック。こういうのを紹介してこそのDJでしょ!ってな感じでやっぱDeetronってカッコイイな~と嬉しくなっちゃったな。

 

John Tejada - Dead Start Program [Kompakt (GER)]

http://www.technique.co.jp/item/160769,KOM374.html

 

2/17土曜、VENTにLIVESETで来日するJohn Tejadaのニューアルバム。この方、コンスタントにアルバムをリリースするも全て高いクオリティを保つ職人さんなんですが、相変わらずも高いクオリティでびっくりです。安定のKompaktからのリリースです。

ただ、今作、これまでのMINIMAL / TECH HOUSEとはちょっと方向性が変化。4つ打ちよりもエレクトロサウンドをふんだんに取り入れた構成で、すんごく "イマ" っぽい。元々デトロイトフォロワー的ハードウェアサウンドでも定評のあった彼だけに、そのエレクトロなノリが非常にマッチしており、過去最高傑作では?という気がします。

Beatport等、データでも購入可能。ぜひお試しあれ。

 

 

いかがでしたでしょうか。

次のBLOGはちょっと新たな展開、新しいMIXERを買うことになったので、そのレビューをします。まだ余りネットに情報が出回っていない "Reloop" 社のミキサーです。お楽しみに!

 

DJ FGR