最近のお気に入り(2018/02/28 - DJ FGR)

こんにちは。DJ FGRです。

またしても最近のお気に入りトラックたちを纏めました。今回もいいの揃ってるよ。全5曲です。参考にしてくれると嬉しいです。

なお、今後のDJ予定は以下の通り。前回~今回と紹介したトラック+最近仕入れた新譜を使い倒そうと思います。

 

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・3/4 SUN 18:00-24:00 DECK THE HOUSE @ OATH
・3/6 TUE 21:00-04:00 AMAZON @ Contact Tokyo
・3/8 THU 20:00-02:00 rota @ Ruby Room
・3/29 WED 19:00-24:00 TBA @ Circus Tokyo 

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◆Primitive Trust - Little Love EP [Aus Music (UK)]

http://www.technique.co.jp/item/159263,AUS123.html

2018年ベストトラック候補!!!!!これは素晴らしい。

Will Saul主宰のAus Musicから、Will SaulとTee Mangoのユニット、Primitive Trustのシングル。FloorplanことRobert Hoodによる相変わらずのミニマルテクノのREMIXも素晴らしいし、Aus Musicっぽいプログレッシブな高揚感のあるオリジナルトラックも良いんですが、今回はA2 Tejon (Tee Mango's Dub)に軍配。近年でもダントツです。

最高にシンプルで安っぽいラテンハウス!安っぽさが逆に良い!定年退職後の独身おじいちゃんがクレヨンで小学生の頃に見た海辺の夕暮れを描いた、みたいなエモさが醸し出されています。切なくてエモすぎる。。。最初聞いた時は泣きそうになりましたよ。えっ?俺の気分の問題だって??そんなことねーよ!!とにかくスゴイから聞いてみて!!!DJ FGRヘビープレイ確定です。しっかし、ホントなんかい聞いてもいいな、病みつきになる。

このトラック然り、後述するTommy Vicari Jnr.のトラック然り、もしかしたらラテンハウス、リバイバル来るかもしれないですよ?

 

 

◆Modern House Quintet - EGEE EP [Modern House Quintet (FRA)]

http://www.technique.co.jp/item/160429,MHQ007.html

ホントこの人たち最高です。

SynchrophoneというシュワーっとしたTECH HOUSE / PROGRESSIVE HOUSEレーベルの一派、Modern House Quintet。すべてハードウェア機材のみで制作、が売り文句?であり、MCDE(Motor City Drum Ensemble)、Deetroit、そして大御所Glenn Undergroundにも通じる、ピアノメロにカラッとしたパーカッションがハウスダンサー向けな、極上のDEEP HOUSEトラック集。でも、Glennに比べるとモサくて良いんだよね。スカしてないというか…きっと、メロディラインはシンプルに少ない音色の数で構成しているからかな?ちょっとしたクセを感じます。Deetroit好きな人にはオススメです。

A1「Lisa」は今回も前述のようなド直球なDEEP HOUSE。B1「Chora」は珍しめ?Shall Not Fade的なBPMが早めでロウハウスの色が濃くなったトラック。ビキビキ鳴ってるアシッドベースがエモい。そして今回の本命はB2「Schinoussa」!デトロイトテクノを彷彿とさせるダビーでメロウなシンセの展開にハイハットの強弱で流れを作る、グイグイ引っ張っていく一曲。素晴らしいわぁ…

以前も当ブログで取り上げたことのあるアーティストですが、俺的2017年のベストアーティストはこの人ですね、たぶん。

 

◆V.I.C.A.R.I. (TOMMY VICARI JNR.) - SOFT MACHINATIONS [Counterculture (UK)]

http://www.technique.co.jp/item/153292,CC01.html

Tommy Vicari Jnr.待望のアルバム。Vinyl Only。自身のレーベルCountercultureより。この名前には何か意味があるのかなぁ。たぶん無いんだろうな。

Tommy Vicari Jnr.は、英シェフィールドに住む、(推定)超絶音楽オタク。

彼のリリースは変名も含めると、おおよそ月に一度はシングルやらコンピやら出しているという驚異的なペースであり、そこで量産しているトラックたちはシカゴノリのミニマルハウスを基調としながら多彩な音色と風変わりなビートをふんわりと操り、かつ、アナログ感溢れるサウンドエンジニアリングにより、どのトラックもオリジナリティにあふれ、聞けば「V.I.C.A.R.I.のトラックだ!」と何となく分かる。

まさに現代の "量産型ハウスの魔術師" といって良いでしょう。

彼のリリースは、シカゴハウス名門「Robsoul」こそ有名ですが、その他は数枚程度しかリリースしていないマイナーレーベルばかり。「Quality Vibe」「Rhythm Cult」「Yay」「Cabinet」「Eclipser Chaser」「Albion Records」「Quartet Series」等々…関係しているレーベルは数十個にのぼります。

しかし、RAのイベントページを見ても年間数本のGIGしか行っておらず、You Tubeの動画も一本、画質の悪いものがあるのみ。DJMIXも極々たまーにSoundcloudにアップされるも削除されてしまう。

リリース情報以外の露出が少ない、謎に包まれたアーティストです。

そんな彼の初のアルバムというからには興奮のあまり鼻血が出てしまっても仕方がないよね。これまで超ハイペースでリリースしてきたシングルの音の傾向を総括するかのようなオリジナルトラックのみの3枚組。アートワークの万華鏡も良い感じだ。

ハイペースのリリースを続けながらアルバム用の曲も仕込んでるだなんて…ホントに凄い。しかも全曲かっこいい。捨て曲無し。

数年前からずーーーーーーーーーっと推し続けてる最高のアーティストです。

四の五の言わず聞いてくれると嬉しいな!

 

 

◆V.A. - SUPER TUFF 002 [Super Tuff (US)]

http://www.technique.co.jp/item/156570,ST002.html

結局のところ、Tommy Vicari Jnr.のトラックが最高すぎるUSハウスレーベルSuper Tuffからのコンピ第二弾。ネズミのイラストが可愛い。

地味めのラテンハウスをVicari節のリズム&音質で、シカゴ・ロウハウス風に表現した、一見普通なんだけどよく聞くとトリッキーな一曲。例えるなら…「ブラジル人が浅草サンバカーニバルを見ながら目を瞑って本国に想いを馳せている」ような、うっすらなラテン感…なんなんだろうな、このセンス。凄すぎます。Vicariはあらゆるハウスの要素を取り込んだ、これぞ「ハウス界のプリン・ア・ラ・モード」って感じです。

ちなみにB2「Mara Lakour - Akoa (Tribal Edit)」もなかなかいいぞ。要チェック!

 

 

◆Unknown - A Bar Called Shipwreck [Isigude (GREECE)]

http://www.technique.co.jp/item/161373,ISIGUIDE02.html

A面はいわゆるコンドルは飛んでいく的な歌モノワールドミュージックをサンプリングしたユルポップ。B面はその曲のニューディスコMIX。どちらも謎のアーティストによるトラックをZak FamellosがEditした作品です。

BPM遅めなので使いにくいんですが、せっかくかけるならA面だよなぁ。B面も全然悪くないんだけど、謎のユルさが失われてしまい、ちょっと普通かも…。やっぱ脱力系に特化したA面が素晴らしい。これ、フロアでかかったらどんな気分になってしまうんだろうなぁ…と不安と期待でドキドキしてしまいます。

いつかけようかな。フツーにハウスDJやってる時にいきなりBPM落としてぶっこんでもいいかもな。

 

 

次の更新は未定!でも、たくさんレコード買ったのでまたすぐアップしたいな。あとそろそろMIXを録音します。新しいMIXER買ったので(あっ、MIXERレビューするって言って全然やってない笑

関係ないですがPeggy Gouのプレス発表が出た後の当ブログのPeggy Gou紹介記事のアクセスがガツンと伸びました。みんなやっぱ注目してるんだな?って。やっぱいつの世も文化を包括的にフォローした活動をしている人の方が人気はあるね。

 

(DJ FGR)