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DJ FGR - DJチャート (2016/10-11)

DJ FGRです。こんばんは。

2016年10~11月のDJチャート作りました。

ここはDECK THE HOUSEブログなので、DJチャートも一応、DECK THE HOUSEを意識した内容にしているんですが、10~11月は出演パーティの兼ね合いもあり、ルーマニア・ミニマルハウスばかり買っていて、DECK THE HOUSEっぽいトラックは正直あまり買いませんでした。ミニマルハウスチャートなら4つくらい書けるくらいは買ったような気がしますが…やはり多ジャンルの両立は難しいですね。

色々と買い逃しがありそうなので「これ意味わからなくてヤバいよ」というレコードがあれば教えてくれると嬉しいです!

ちなみに10月~11月で心に残った言葉は

 「今度ゆっくり音楽の話をしましょう」

 「無意識に踊れる音を出さないと。意識して踊ると疲れちゃうから」(意訳)

の2つです。

 

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01. Stephen Brown ‐ Deep In [Technorama (FRA)]

http://www.technique.co.jp/item/141792,TR10.html

Transmatからのリリースで有名なStephen Brownの新作。パリで発足し、Roy Davis Jr.やTerrence Parkerなどのリリースを手掛けるレーベル「Technorama」より2枚目のリリースです。

タイトにカットアップされたボイスループが映えるファンキーなミニマルハウスです。過去作は同じノリでもエモさ満点のシンセが挿入されるなどデトロイト感の溢れるハウストラックを得意としていましたが、今作は最初から最後までずーっと同じ調子の (いわゆる前奏が終わらない) ミニマルハウス!!HerbertやAkufenが好きな人たちは必聴です。

なかなかキックの入ってこない焦らし系の滑り出しがたまりません。

 

02. Unknown Artist ‐ Quick Response 3 [Quick Response (GER)]

http://www.technique.co.jp/item/144845,QR003.html

SoundcloudYoutube共にありませんでした

デトロイティッシュなディープハウス!

リリース時点ではアーティスト不明だったのですが、リリース1か月後にアーティストが明かされるという手法を取っており、今作は「Platzhirsch Schallplatten」「Pomelo」等からリリースをしており90年代から活躍するベテランAlex Cortexによるもの。

突飛とまではいかないけれど、それぞれ特徴を持った、ぎりぎり飛び道具にならない、使いやすく、かつ、「これなに?」と聞かれやすそうな感じがします。全トラックが100点満点ですが、A1とB1が特に秀逸。またB2みたいな曲をさらっとかけられるDJというのもカッコイイ。

 

03. Don’t DJ ‐ Musique Acephale [Berceuse Heroique (UK)]

http://www.technique.co.jp/item/144706,BH031.html

2016年のRuralでもナイスプレイを見せてくれていた今最もアツいアーティストの一人Don't DJのファーストアルバムがついに・・・!!

このアルバムにかぎりませんが、Don't DJの作風はポストダブステップの流れで生まれたアフリカンな辺境派ミニマルというか・・・ダブステップを通過したSteve Reihe - Drummingという感じで、現代音楽におけるミニマリズムをクラブミュージック文脈でアップデートしている内容が、DJ的には飛び道具として超優秀!カルト過ぎない明るめのノリと、崩れすぎない踊れるグルーヴが、ツボを突きまくり。

同じ系統で思い出すのはHarmonious Theloniousですね。Don't DJとも一緒に活動しているようですが、よりハウス寄りのアプローチをかけているのはこちら・・・と思って久々にチェックしたらHarmonious Theloniousもいつの間にかアルバム出してました!ついでにこちらもオススメ!

 

04. Various Artists - Assorted Elements EP [NDATL Muzik (US)]

http://www.technique.co.jp/item/79139,NDATL005.html

Kai Alce主催のデトロイトのレーベル「NDATL Muzik」より、主催のKai Alce、Loosefingers、そしてTheo Parrishというスゴいメンツのコンピ!!

Theo Parrishは普段どおりの遅め マシンサウンドが効いたドロッとしたビートダウンハウスで、それに呼応するかのようにKai Alceのトラック2曲もエモーショナルなディープハウスサウンドは成りを潜め、ビートを主体としたいわゆるデトロイトビートダウンの良作。Loosefingersは、ザ・ラリーハードというべき古き良きシンプルなアシッドハウス

そしてこのコンピで一番素晴らしいのは謎のアーティストKZRCによるトラック。パーカッションの効いたデトロイトディープハウスで、これが一番Kai Alceっぽいトラックなんですが、スカッとしたハットとスネアが程よくエモさを抉り取り、頭を振らせてくれます。

 

05. Mr. Tophat & Art Alfie ‐ Krlvk 7 [Karlovak (SWE)]

http://www.technique.co.jp/item/144148,KRLVK7.html

リリース好調なMr. Tophat & Art Alfieが自身の主催するストックホルムのレーベル「Karlovak」からのニューEP。Radioslave、Santos、Tiger Stripes、Ben Simsといった テクノに縁のあるアーティストによるハウス作品をリリースしているCloneディストリビュートのレーベルです。

このシングル、どちらも音の使い方がイカレてやしませんか?ビートだけ聞くと普通に良いハウスなんですが、A面「Tiny House」の油断したタイミングで入ってくるピュンピュン音はちょっと強調し過ぎな気がするし、B面「Skunk Silver」に漂う謎のサイケデリック感もたまりません。どっちも花マルで変なトラック。

 

06. KiNK - Beats [Royal Oak (Netherlands)]

http://www.technique.co.jp/item/145320,ROYAL032-1.html

KiNKのニューはオランダClone系列のRoyal Oakから。

多くは語りません。

「こ、これは・・・French Kiss・・・?!」

 

07. Nail ‐ Big D’s Lounge [99:Wave (UK)]

http://www.technique.co.jp/item/140411,99WAVE002.html

Nail Tollidayが1995年にリリースしたアルバムの再発。自身が近年立ち上げたレーベル「89:Ghost」のサブレーベル「99:Wave」より。

ZIPがFabricのMIXCDの3曲目に、当アルバムのB1面をかけた事で有名で、いわゆるDBXなんかに通づるオールドスクールなミニマルハウスの名作。

A1「Clear My Mind」や、ZIPの使ったB1「Till The Feelings Gone」なんかは、こないだ作ったと言われても違和感のない内容だし、C1「Try」やC2「I Think It's Love」のように、だいぶハウシーなサンプルの使い方をしているトラックもあります。

DJで使っていて楽しくどんな現場でも持っていけちゃう一枚です。

 

08. Paul Johnson - Second Coming [Chiwax (GER)]

http://www.technique.co.jp/item/145737,CPJTX005.html

近ごろリマスター&再発のアツいシカゴ超重鎮のPaul Johnson。1996年にイタリア「ACV」よりリリースされたセカンドアルバムもChiwaxより再発!

捻りのないサンプリング、”ダサ”カッコイイ音色、ドストレートな構成…ハウス界のRamonesみたいなアルバム(ちなみに3rdアルバム「The Other Side Of Me」も似たような感じ)。でも、これがTommy Vicari Jnrあたりの今のミニマルハウスシーンにズバッとハマるような、ハマらないような。こちらもDBXなんかに通づるオールドスクールなミニマルハウスっちゃあ、そうです。

なぜこの音を?という疑問符尽きないダサーいサンプリング音を主役にしたD1「Construction Work」や、有り得ないリバースを多用しちゃうお茶目なトラックD2「...And Rewind」みたいな遊び心溢れる感じがすごく好き。

 

09. Deniro - Kairuku EP [Oblique Music (Netherlands)]

http://www.technique.co.jp/item/143119,OBQ003.html

DekmantelからはTom Tragoなんかと混ざってコンピをリリースしていたりするDeniroことReynier Hooft van Huijsduijnen。Oblique Musicという新進レーベルの3番。

ストレートでダビーなミニマルテクノで、Basic Channelことベーチャンを彷彿とする4トラック入りですが、何かが降り注いでいるガンギマりのA2、地味なダブテクノだけど鋭いグルーブが群を抜いてカッコイイB2がたまりません…

 

10. Akim# ‐ Phosphene EP [Reinhardt (US)]

http://www.technique.co.jp/item/144198,RR004.html

キーステニスウッドによるRadioactive manもリリースする謎のUSハウスレーベル「Reinhardt」よりルーマニアのアーティストHassan NasserことAkim#によりファーストリリースは、めちゃくちゃエモくてドリーミーなエレクトロニカ

地を這うベースにエモーショナルなメロディ、そこに加わるトランシーなシンセサイザー。徐々に音が重なり盛り上がる展開…ルーマニアと思ってミニマルだと思うなかれ、これは完全にトランスです!「Houndstooth」のThrowing SnowとかKalipoあたりが好きな人は必聴。

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さていよいよ年末ですね。

去年は出来なかった年間ベスト(シングル、アルバム、パーティ)、今年はやりたいな、と思ってますので、お楽しみに!

 

DJ FGR