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DJ FGR - DJチャート (2016/5)

5月は何といってもGWのRDCですね。前日にRadioslave @ Sankeys TYOを見に行き、RDCでもRadioslaveを見た自分は、なんかGWはRadioslave尽くしだった記憶が強いんですが、RDC公式の写真を見ると、Gilles Petersonでとっても光悦の表情(白目)で踊っている瞬間が激写されております。きっと楽しかったんでしょうね・・・でも恥ずかしくはありません!

さて、今月のチャートですが、少し5月以外のリリースも含んでいます。データで買うようになってから、レコードは5月だけどデータはその前に~とか、その逆パターンが結構あって、頭の中が管理しきれていないからです!なので、普通に5月に買った曲でチャートを組んでます!

 

☆二三☆二三☆二三☆二三☆二三☆二三☆二三☆二三☆二三☆二三☆二三☆二三

01. DMS12 - Eno Minimal [Hottrax (UK)]

http://www.technique.co.jp/item/139866,HXT007.html

ブリープ音が鳴り響くナイスDJツール!
Winkの「Don't Laugh」で知られるNervous Recordsにてちょこちょことリリースしている「DMS12」ことニューヨークのDiego Sanchezによる、約2年ぶりのニューシングルです。Hot Creationsのサブレーベル「Hottrax」より。
Alter Egoの「Rocker」やChristopher Justの「Popper」、はたまたTomas Anderssonの「Washing Up」などを彷彿とさせる、WIRE全盛期の往年のテクノ好きには堪らないブリープテクノの、これはアンセムでしょ!!
RemixerはGigolo等で10年ほど前から活躍し、最近はRadioslave顔負けの突っ走ったテクノをリリースしているルーマニアの「The Model」。これも相性抜群なんですが、が、が、、、やっぱこれはオリジナルがベストの響き!

季節は奇しくもWIREのメンツ発表の頃・・・数年前までは「あ、これ、今年のWIREアンセムになるかも!?」と予想しながらレコ屋に通っていたものですが、アリーナでのWIRE無き今でも、こういう曲に出会えると、あの時(青春)を思い出しますね!

 

02. Roy Of The Ravers - 2 Late 4 Love [Acid Waxa (UK)]

https://acidwaxa.bandcamp.com/album/2-late-4-love

#エモいテクノ「エモテック」

カセット中心に8ビット寄りなアシッドハウスをリリースしている「Acid Waxa」から、満を持してのアナログリリースは、Roy Of The Raversというアーティストによるエモいチップチューン(いわゆるゲームボーイ系サウンド)の4つ打ち。

特に11分もある超大作!・・・のわりに全然展開がなくエモいメロディーをひたすらフィルターで操作しながら突っ走る「Emotinium」の涙腺崩壊ぶりが素晴らしい。表題曲も良い感じ。トラックリストを見ると「Ceephax Acid Crew」の名前があるのも頷けるサウンドです。こんなんクラブでかけるヤツ居ないんだろうな~と思うとニヤニヤしながら、各所で使ってこうと思います!

そしてジャケがカセットサイズなのも世代的にギリギリでエモさを感じますね。なお、冒頭の「5月の~」の件はこれをチャートインするために書いたようなものです。

 

03. Pistol Pete - Stockholmska Ryggdunkarsallskapet [Svedjebruk (SWE)]

http://www.technique.co.jp/item/140080,SVED012.html

実はこれ、買えなかったんですよね・・・ナイストラックなので3位に入れてますが、誰か見つけたら代わりに買っておいて欲しい!
ちょうど約一年前のチャートにも入れた北欧ハウスコンピ「W&LL FOLK VOL.1」(http://www.technique.co.jp/item/130358,WLL005.html)にも参加していた北欧ハウスの新進気鋭「Pistol Pete」によるソロEPです。

とにかくA1面がナイスなネタ物で、んもう!大ネタ感漂うフレーズ載せながらも北欧ハウスマナーに丁寧に作り込まれちゃってて、単なるディスコエディットとも、ビートダウンとも一味違うように聞こえます。そして他のトラックも素晴らしい。わりとアッパーめですが音が綺麗なので聞きやすい。
Pistol Pete、今後活躍してくれるといいな!ビートダウンハウサーは要チェックです!

 

04. Anno Stamm - To Gravit & Symmet We Rhyth [All City Ireland (IRE)]

http://www.technique.co.jp/item/140059,ACALSLPX1.html

ベースミュージック界隈では有名かな?「Anstam」名義で「50Weapons」や「Monkeytown」からリリースしており、また当名義「Anno Stamm」でも同じく「50Weapons」やStefan Goldmannの「Macro」からもリリースしているベルリンの奇才。(命名規則がAnnakaufenみたいなノリを感じるのは自分だけかもしれませんが、さておき)これがベース&ロウハウスの素晴らしいアルバムになっています。初期のL.I.E.S.が好きな人、変なハウスが好きな人は一聴の価値あり。

レーベルはアイルランドの「All City Ireland」。DaedelusやOnraを中心にビート系アーティストを多数リリースしている老舗レーベルです。ちょっと意外なリリースか?と思いきや巷で話題になった「The Cyclist」のアルバムもここからだったんですね。ビート系の人がこういう謎な四つ打ちを聴いていると思うと気持ちが昂ってきます!
A1「Fine」、B3「Kneedeep Into Intravisio」、C2「The Cities I Waltzed Through」あたりはMacroっぽい変則ハウスで、とにかく気持ち悪いメロディに重たいキックが鳴り響く使いづらいトラック。また、シカゴ感溢れるアシッドハウスにつんのめったリズムが特徴的なA2「The Streets Were We Live」やB1「No One Else」なども素晴らしい。

全体的に完成度が高く、通して聞いても飽きません。

 

05. Thee J Johanz - Vivian [Ballyhoo (NED)]

http://www.technique.co.jp/item/140142,BALL102.html

90年代前半から活動する「Thee J Johanz」ことJohanz Westermanが約18年ぶりに復活!し、5月前後で立て続けにリリース!(といっても、90年代前半は正直自分も全然よく知らないんですよね…)

自身が主催するBallyhooからのリリースはCharanjit Singhとのコラボ作を収録。原曲は https://www.youtube.com/watch?v=sB4RYBpwV0A こちらですかね?このCharanjit Singhもいわゆるシンセ奏者の大御所なのでしょう、音を聞く限り…

とにかくこのシングル、Charanjit SinghとコラボしているB面が気持ちいい!陽気なアシッドなんですが、あ~、こういうアシッド音の使い方もあるよね、気付かなかったわ、という盲点を突いてくる音の鳴りが素晴らしい。原曲と合わせて聞くと納得のサウンドなんですが、テクノミュージックとしての面白さが詰まった音が鳴ってます!

 

06. Claudio Coccoluto - The Dub 107 [The Dub (GER)]

http://www.technique.co.jp/item/140110,THEDUB107.html

データが出てるのに勢いでアナログ買っちゃった系の一枚。
風変わりなハウスをリリースする「The Dub」を主催する「Claudio Coccoluto」(クラウディオ・コッコルート?)による、ラテン・アフリカン調で超パーカッシブな辺境ディスコダブ。これもイタリアンハウスです。

レーベル自体は1997年から続いており、コッコルートさんも最早超ベテラン。でもやってることは攻めまくってます!!
使いやすいのはA1「Dio Sole」ですが、個人的に推したいのはB2「Urban Jungle」。静かに這うベース+リズムに幻想的な女声+男声のサンプリングが鳴り響く、神秘的なトラック。いつどこでかかっても気持ちよさそうじゃない、これ?

 

07. L.D.Nero - Me Being Who I Am And Things Being As They Are [Studio Barnhus (SWE)]

http://www.technique.co.jp/item/139949,BARN039.html

#エモいテクノ「エモテック」

今週来日のAtom TMやTinmanなどベテランを多数擁する「Pomelo」、いわずもがなの老舗「Get Physical」、Soul Capsuleなどを擁する「Trelik」などからリリースしている3人組ユニットの「L.D.Nero」による、大好きな「Studio Barnhus」からのニューシングル!それにしてもStudio Barnhusの勢いが衰えません。5月は3枚くらいリリースあったかな?
その5月のStudio Barnhusのリリースの中でもずば抜けてグルーブ感溢れる踊れるトラックがA1「Put Your Heart Close To Mine」かなと思います!エレピによる焦らしまくったビルドアップの果てに音が喋るだけの謎のブレイク、そこからじんわりとエレピがまた入ってくる、華やかなのに全然上がり切らない、、、ホントにじれったい一枚。

これ、誰か俺以外の人かけてくれないかな??やっぱMuleのパーティ通うしかないんだろうなぁ・・・

 

08. Omar-S - The Best [Fxhe (US)]

http://www.technique.co.jp/item/139667,AOS-4000LP.html

4枚組6900円カラーバイナル…そんな奮発しないで2枚組でいいからもっと安くしてくれ!と思いさんざん悩んだ挙句、月末になってようやく買いました。

上記のような声が各地から聞こえてきそうなOmar-Sによる渾身のニューアルバムですが、何とも紛らわしい「The Best」というタイトル。でもベストアルバムではありません。これを見るとHiroshi WatanabeさんがOtotoyのインタビューでデリックメイに言われたと明かした一言
 >>「すげーパワフルな曲だな、でもお前のスーパー・ベストじゃないな」
を思い出します。つまり、おそらくOmar-Sによるスーパーベストが集まったアルバムなんです!

内容はもちろん最高にディープなデトロイトハウス!A面、B面、C面はシンセワークメインのディープな内容。D面以降は歌モノやアシッドハウスなど音色豊かになっていきます。

俺はH1「Heard Chew Single」が好きかな。地を這うベースにソウルフルな歌声が響くシンプルなデトロイトハウス。ジャジーなパーカッションが時折入るのが上がる!最近はMoodymannのMIXCDやらKyle Holeやらデトロイトハウスの好リリースが続きまくってますが、文句なしでそこに名を連ねる内容です。デトロイトハウサーはきっちり押さえましょう!
ちなみにOmar-S、6月にもカラーバイナル2枚組を出したばかりだったり…出し過ぎだよ、追い切れないよ!にしても、カラーバイナル多いですが、何か想いがあるんでしょうか?

 

09. Felix Leifur - The Sunday Club EP [Dirt Crew (GER)]

http://www.technique.co.jp/item/140112,DIRT097.html

ドイツで2004年から続くハウスレーベル「Dirt Crew Recordings」よりアイスランドの新人ですかね?「Felix Leifur」によるリリースは、HNNYを彷彿とする北欧系の美しいビートダウンハウスです。HNNY好きはMUSTだよ!!

特にB1面の表題曲「The Sunday Club」が素晴らしい。浮遊感のあるエレピ、シャレたラップサンプル、ジャジーなベース+パーカッション、そしてそれらのノリと抜き差しの駆け引きを楽しめる超絶アダルトなトラックです。聴きどころが多すぎて、環境を変えて聞くと新しい発見がありそう。DJ的にはかけ方でイメージを変えられそうなトラックですね。

 

10. DJ Sajko - Cutman [Father & Son Record (POL)]

http://www.technique.co.jp/item/139973,FASRAT007.html

ここ最近チャートの10位はビート遅めの宗教的なビートダウンが入ることが多い気がします。もはや恒例化しちゃおうか?とも思いますが、なぜ10位になるかというと、DJで使えないからなんですよね…でも、これも本当にスゴイですよ。

今作が初リリース?の「Dj Sajko」(サイコ?)による様々なアーティストのコラボ作やエディットを収録したシングル。前作が「Naphta」のリリースだった昨年始動レーベル「Father & Son Record」より。Maciek Sienkiewiczが主催です。

B1「Synos」は朽ち果てた迷宮を探検しているかのような響きがトリップさせてくれます。他にも、マカロニウェスタン映画に収録?とも思しき西部劇なラッパがカッコイイA1「Majowy Gaz (Dj Sajko & Rwetes Cut)」や、途中からベースが響きまくるドープなトラックA2「Osaka Midnight Train (Dj Sajko Cut)」も腹の底がグルグルします。そして、B2「Tropiciel」はトロピカルっぽい名前に反してギリギリリズムのとれるパーカッションが鳴ってるエクスペリメンタルなトラックです。

収録曲の関連アーティストの情報がほとんど出てこないので曲の感想しか書けないのですが、サイケな4つ打ちを求めてる方は聞いてみてくださいな!

 

 

DJ FGR